交渉の必要度をチェック!
労働条件の確認をしましょう。

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あなたの会社は大丈夫?チェックリスト。

あなたの職場の危険度はどのレベル?
           
レベルについての解説. 一見優良企業. 法律に違反していなければ何をしても構わない」と考えているレベル。 「法律違反って何?労働法知らない」レベル. 「うちの会社の法律は社長の気持ち」レベル. 「法律は破るためにある」レベル.
ブラック企業レベル #1 #2 #3 #4 #5
アドバイス  労使対等の交渉でより良い労働条件を獲得しましょう. 職場の人たちの悩みや不満を整理して要求にしましょう. 就業規則一式の点検などをすると、賃上げに繋がることがあります. 労働組合のメリットを理解して、会社を教育しましょう. 緊急避難方法も考えつつ、直ちに現状打開を考えましょう.
  普通 灰色.
黒.
真っ黒.
雇用契約書締結と交付. 双方が捺印し、交付  双方が捺印するが、交付されない。 法律に定められている「賃金、労働時間、期間、始業終業、退職事由」などの項目がない 求人広告と異なる内容が記載された雇用契約書を提示された 雇用契約書を作っていない
就業規則一式の存在 全員に配布   誰でも見れる場所に置いてある 鍵のかかる戸棚にあり、閲覧は請求が必要。コピー禁止 社長室の金庫の中 10人以上雇用されているのに作成していない
就業規則記載内容. 労働基準法を上回る労働条件 労働基準法通り 労働基準法違反がある。就業規則通りの運用がされていない。 - -
従業員代表選挙 選挙管理委員会が設置され、民主的な手続きが取られている. 挙手、サインといった手法で、選挙の公平性、民主的手続き、告示に問題がある. 会社が指名した人が立候補し、承認を求められる。 会社が指名した人が従業員代表として印鑑を押している やっていない。届け出もしていない.
有給休暇 取得率100%
取得理由を求められることはない。
有給取得用紙に理由記載欄があり、人手不足で取りにくい 上司の承認がないと、有給休暇取得用紙をもらえない 有給休暇を取得すると嫌がらせや報復がある 「うちの会社に有給休暇はない」と言われている
残業代(割増賃金) 未払いなし  みなし残業、裁量労働、変形性労働時間、管理監督者などの運用に誤認があり未払い発生  労働時間管理の方法が不適切なため、手待ち時間、待機時間と休憩時間の区分間違いにより未払いが発生  「固定残業代」を払えば、何時間働かせても支払いが必要ないと誤認し未払いが発生  時間外、深夜、休日とも割増し無し 
ハラスメント対策 労使と外部の専門家による委員会があり、被害者救済もある  ハラスメントの被害者を配置転換させるなどして解決を図ろうとする  ハラスメントを訴えた労働者に対して嫌がらせ報復措置を行う  ハラスメントを働く者が出世する  社長が率先して従業員に暴力暴言を振るう 
労働者の退職理由 定年退職  心の病や病気になっていつの間にか退職する労働者がいる 。 退職させたい労働者を閑職に配転などして、自己都合退職するまで追い込む 。 予告手当を支払えば、解雇は合法と誤認している。 気に入らなければ首。  「もう来なくていい」と、解雇予告手当も払わない
労働組合についての考え方 認めている 隠された不当労働行為がある わかりやすい不当労働行為をする 過去に組合作った人がいたらしいけど潰された、解雇されたという伝説がある 入社時に「労働組合に加入しない」と言う誓約書への署名捺印を求められる。

入社時に危険な職場はわかります。

雇用契約書:労働条件を明確にしないと、都合よく使われてしまいます。


労働基準法第15条で「労働契約の締結に際し、賃金、労働時間その他の条件を明示しなければならない」と定められています。
以下は厚生労働省の雛形です。
 
賃金以外では以下を記載しないといけません。

  • 労働契約の期間
  • 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
  • 始業及び終業の時刻
  • 所定労働時間を超える労働の有無
  • 休憩時間
  • 休日
  • 休暇
  • 就業時間転換に関する事項
  • 退職、解雇の事由

雇用契約書が締結されないとこんな問題が起きています。
 未払い賃金の額が確定しない
 未払い残業代の時間単価が確定しない
 雇用身分、就労場所の変更されたのに、そもそもの契約がわからない

 

就業規則一式:誰でも見れる状態になっていますか?


就業規則一式と関連法規は周知義務(労働基準法第106条)があります 。周知されていない就業規則は無効です。無効にというのは、その就業規則に基づく解雇や処分も無効ということです。労働基準監督署に届け出をしていても、周知されなければ無効です。
周知というのは、誰でもみれるところに置いてあるということです。社長室の金庫の中に有っても、事務室の鍵のかかる扉の中に有っても、周知とは言いません。

労働契約法 第12条 就業規則で定める基準に達していない労働条件を定める労働契約は、その部分については無効とする。その場合において、無効となった部分は就業規則で定める基準による。

 

就業規則では次のことを確認しましょう
 労働基準法違反の記載は無いか
   労働基準法違反の労働条件はその部分だけが無効になります
 現実の労働条件が就業規則を下回っていないか
   就業規則を下回る労働条件は無効です。
労働基準法以下、就業規則以下の労働条件を発見したら、
 2年間遡って、労働基準法または就業規則通りの労働条件の請求ができます。

 

求人募集広告と実際の労働条件が違っていませんか?

虚偽の求人広告は違法です。

職業安定法第65条「虚偽の広告をなし、又は虚偽の条件を提示して、職業紹介、労働者の募集を行ったもの」は「六ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」と記載されています。求人票に書いてあった労働条件と実際の労働条件が違ったら、泣き寝入りしないで交渉しましょう

求人募集広告を出すときに、雇用主には明示義務があります。

職業安定法第5条の3「業務の内容および賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない」。
 
入社時に確認した求人票、求人広告は掲載日付、掲載社名も入ったままで、捨てないで取っておきましょう。表示された労働条件と異なった時に、要求根拠となります。 
 

 

時間単価:最低賃金を上回っていますか?割増は?


東京都の最低賃金は2018年10月現在985円です。
時間給でお給料が支払われている時は、1日8時間、週40時間を超えた時に割増賃金がしっかり払われているかどうかを確認しましょう。
ただし、手当てなど月単価で支払われている賃金がある場合には、月額手当分を月額賃金と同じ計算をして、時間給にプラスします。
計算式は(月額手当て÷1ヶ月平均労働時間)+時間給です。この金額が、割増賃金などの基礎金額になります。
週単位で支払われている時は、週当たりの労働時間で割ります。

月単位で支払われている時は、月額賃金÷1ヶ月平均労働時間=時間単価です。
1ヶ月平均労働時間は、年間暦日(うるう年以外では365日)から年間休日日数を引き、年間労働日数を出します。年間労働日数に1日の所定労働時間を掛け、12で割ります。
計算式(うるう年以外、土日祭日休み、1日8時間労働の場合)は
月額賃金÷(((365-52日曜日-51土曜日-14祭日)×8時間)÷12)です。

クラブについて

労働組合は、働くあなたの味方です。

 
安いお金でこき使われて、ボロ雑巾のように捨てられないために労働組合は必要です。

組合員がお金と力を出し合って、労働組合は出来ています。

雇用主から独立した、労働者による、労働者のための組織。
   
それが労働組合です。

一緒に労働組合活動をしましょう!
 
 
 

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